2007年01月26日

自然はワインを醸さず

私達が本格的に自然派ワインに触れだしたのは、今から2年程前のことで、以後、70名以上の造り手を撮影しています。
そしてその殆どが、美味しい自然派ワインの造り手であったことは、本当に幸運なことだと思います(Velierのお蔭です)。
何故なら、
1)自然派のワインは美味しくないものの方が多い。
2)美味しい自然派に触れ続けることで、短い期間に知らずと工業ワインから脱皮することができた。

何時も思うのですが、自然派のワインは何故あんなに不味いものが多いのでしょうか。
本当に重大かつ深刻、そして残念な問題です。
それでは、何故不味いワインが多いのか?
それは単純に、下手な造り手が多いからです。
ワインが売れない、つまり美味しいワインを造れない人達が、他との違いをだすため(それとも、自分の責任を他に転嫁するため?)に、自然派に移行した例が少なくないのです。
そんな造り手が造ったワインなんて、美味しいと思いますか?
どんなに素材が良くても腕がなかったら、やっぱりダメ!

ワインは造り手次第です。
だから「ワインはそれを造る人の鏡」。
そして、私達が2年に渡り自然派を追いかけることで得た
「自然はワインを醸さず、それを造ってきたのは常に人」
という確信と共に、私達の信念となっています。

ワイン醸造自体、本来は自然に反するこなのですから、まずは馬鹿の一つ覚えのように最初から「テロワール、テロワール」と、それだけがワインの本質のように叫ぶのを止めること。
そして素敵な自然派ワインに出逢った時に、素直に
「うわっ!美味しいね。この造り手、なかなかやるじゃん。自然とうまく共存してる!」
とか褒め言葉をかけるだけで、後は彼ら造り手にお任せする。
これがワインを一番美味しく飲める方法だと思います。
posted by ケイコ&マイカ at 03:13 | Comment(4) | TrackBack(2) | 自然派で乾杯!
この記事へのコメント
そんな安くて美味しいワインを紹介して下さい。
ボルドーなんか高騰しちゃって買えません。(涙
Posted by 田染荘@津田 at 2007年01月26日 12:15
ボルドーが高騰してって、それは昨年のプリムールでの評判が近年になく良かったからでしょう?(それにユーロ高もあるし…)
でも、いいじゃん、ボルドーなんて飲まなくたって。
だって、殆ど薬漬けのワインなのだから。
「気候的(?)に農薬を使わないとダメな土地柄」とかなんとか言ってるけど、それじゃぁ、昔の人はどうしていたの?
要は、「金のために!」と、生産量を確保したいだけでしょう。
そんなもの、飲めるか!

メルローならスロヴェニアにもあるし、カベルネならフランだけどロワール(シノンやソミュール)も最高、ソ-ヴィニョンだったら今なら何処にでもあるでしょう。

私達はこのブログで、自然派の美味しいワインを紹介していきたいな、と思っていますけど、日本の舞台裏(輸入御者の問題)は結構汚くて、生産者が可哀想です。
他にワインを手に入れる方法があればよいのですが…。
Posted by keiko & maika at 2007年01月26日 20:44
去年の6月にフランスに行ったときにも感じたのですが、

「この畑の、この畝と隣の畝では葡萄の出来が違う。だからこの畝やこの畑のワインはすばらしい」というお話を聞いて、「それじゃぁ誰が作っても同じなの?」とすごく疑問に思ってました。日本酒は造り(勿論精米歩合や酵母も)の上手さにお酒が左右されますから。やっぱりワインも同じなんですねぇ。納得納得。

と言いつつも、現在造りの真っ最中。美味しい日本酒は造り手にかかっているっ!責任重大です。あ、雪道は気をつけてくださいね(^^)/
Posted by しげり at 2007年01月27日 13:39
しげりさん、

そうですね、畝変われば味変わるですね。
でももっと厳密に言えば木変われば味変わるなんです…。
まぁ、そんなこと言い出したらきりがないでの、止め止め!
要するに、既にこの時点で同じワインなんて造れっこないということで、それに酵母(家付きのやつ)が加わり、人の手が加わったらどうなるのか、答えは明白でしょう。
その辺をちゃんと分かってワインを造っているのが、正しい自然派の人達だと思います。
逆に、よく、そういった違いをぶっ壊すウルトラ(?)酵母(つまり培養酵母です)を使い、いわゆるスーパー・ワイン(みな同じような味…)を造っておきながら、「テロワール、テロワール(要は畝の話しと同じ)」と力説している人達が大勢いますけど、それって、結局、ペテンでしょう?

ありがとう、雪道では気をつけま〜す!
私は、雪道って、車に乗るのより歩くのが怖〜い!
何故って、以前、凍結した山形の路上で転び、怪我をしたから。
Posted by maika at 2007年01月28日 02:33
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自然はワインを醸さず
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Weblog: FEU-BEAU - フランス版「風貌」 -
Tracked: 2007-01-26 03:20

自然はワインを醸さず!
Excerpt: 私達が本格的に自然派ワインに触れだしたのは、今から2年程前のことで、以後、70名以上の造り手を撮影しています。そしてその殆どが、美味しい自然派ワインの造り手であったことは、本当に幸運なことだと思います..
Weblog: 欧州、撮影後に「乾ぱ〜い!」、最高!!
Tracked: 2007-01-26 03:23