カメラを構え、その傍には奥さんらしき婦人も同じ方向を見ている。
何処を見ているのだろうと、目をやると、何と崖の斜面から何本もの火の手が上がっていた。
火事だ!
山火事だ!
人気の無いあんな崖斜面が燃えるなんて、不審火に違いない。
しかし、その上の地域が燃えでもしたら、とんでもない騒ぎになる。
何故なら、そのすぐ一段上の地域には、
ティナ・タナーを始め優雅な人々の屋敷が建っている際である。
間もなくヘリコプターが一機飛んできて、火災現場を一周すると直ぐに消えてしまった。
たぶん報道関係のヘリだろう。
またヘリコプターが飛んできた。
これは色が黄色!、ってことは消防のヘリコプターだ。
これで消火するのかと思い気や、そうではない。
ただ監視している。
繰り返し旋回する上、あの爆音が堪らなく神経に障る。
ニースやボーリューから消防自動車が駆けつけて、崖の下やら上からも消火活動をしているが、中々火の手は収まる様子が無い。
私達はその後用事でニースに出かけ、戻ってくる頃、消防自動車と何台もすれ違った。
鎮火したのだろう。
6時半である。
ってことは、3時間以上は燃えていたのだろう。
高速道路を走ると山火事の後をよく見かけてはいたが、こんなに身近で山火事に出逢うとは。
地震、雷、火事、親父!
くわばら、くわばら、災害には出逢いたくはない。



このせいで、バ・コルニッシュのニース方向は大渋滞。
モアイヤン・コルニッシュは通行止めでした。
上の地域からの放水も見えましたから、たぶんグラン・コルニッシュも何らかの規制があったのではないでしょうか。
山火事が起きると、我が家の前の海へ水を汲みに、何機もの消防飛行機が飛来するのは、毎回壮観ですが、今回は見られませんでした。
消防士達の銀の帽子があちらこちらにチラリ、チラリと動き、放水の水飛沫も何本も見えましたが、登る作業が大変そうでした。
停電でレストランが営業出来なくなるのも、大変でしたね。