2007年10月29日

Cesare

以前から行きたかったお店「チェザーレ」に行ってきました。

お店のあるアルバレット トッレに着くと、まず…看板がない!
とてもいい感じ!
暖炉の薪用(?)の木で作られた塀の入り口から中に入ると、ご主人のチェザーレ自身が出迎えてくれ、「準備が整うまでちょっと待って。」
と、テラスで待つことになったのですが、そこからは昨日雪が降ったばかりのアルプス山脈の壮大な風景が!
海党の私達でも感激するくらい素晴らしい眺めでした。

cesare_400.jpg

それに、チェザーレ自身が描いたという絵が店内外を問わず至る所にかけてあって、可愛い(お手洗いにたどり着くまでの通路が痛快です)。

店内に入ると白トリフの香りが充満していて、「ウワァッ!」
見回すと、仕切りのない個室のようになった隣の部屋の十名程で囲む丸テーブルの上に大きな白トリフが!

truffe.jpg

この大きさだとゆうに1500ユーロ(25万円!)はするんじゃない…。
(後から来たイタリア人の団体が惜しみなく使っていました。)

さてさてお料理はと言うと…
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posted by ケイコ&マイカ at 23:52 | Comment(18) | TrackBack(2) | 喰処

2007年03月08日

Fonfon

旅からの帰り道、シャトー ドゥ ロックフォール(プロヴァンス地方、バンドルの裏)へ寄った後にマルセイユへ行き、久しぶりにFonfonで食事をしました。
Fonfonはマルセイユの東側、海岸線を走る道路からちょっと見えにくい小さな可愛らしい入り江に面した、元々漁師の家族が経営するお店で、ブイヤベース(私達はいつもサフランを使わないブイヤベース風魚スープBourrideを頼んでいます)が有名なお店です。
と、ここまでは美味しいお店の紹介のようですが、実は今回は残念なお知らせなのです。
Fonfonの料理がとても不味くなったのです。
正確な理由は分かりません。
と言うか、シェフが代わったのかどうか尋ねるのさえ面倒くさく、単に「こんな店、二度と来るか」と思うぐらいに不味くなったのです。
マルセイユへ行かれる方は、注意されて下さい。
名前は有名ですが、Fonfonのブイヤベースはもう美味しくありません。
マルセイユならMichel (Brasserie Catalan)のブイヤベースが美味しいようです。

もっとも、私達が今までに出逢ったブイヤベースで一番美味しかったのは、誰がなんと言っても、ジャン・ジャック ジュトゥーのブイヤベース(美味しすぎて、ブイヤベースの本来のありかた残り魚のごった煮に反するという意見もあるくらい!)で、これ以上のものはもう一生出逢えないでしょう。
posted by ケイコ&マイカ at 17:16 | Comment(3) | TrackBack(2) | 喰処

2007年02月12日

Paolo & Barbara(03)

前回からの続きで、何が「おまけに」かと言うと、パオロ&バルバラのお店には自然派のワインがたんまりあるのです。
以前は有名なドメンヌのものも沢山あったのですが、ここ1〜2年来方針を転換し、これからは自然派に絞って行くそうです。
そのワインを担当しているのがパオロの愛妻バルバラ(まだ二人とも若いのに、結婚して17年連れ添って25年!)。
とにかくイタリアのワインのことを良く知っています。
特に今では味わいにくくなったイタリアの各地方元来の味に詳しく、またそういったワインを求めていて、その答えを自然派の中に見つけたようです。

バルバラはソムリエであると同時に、なんとデザート職人!(葉巻の愛好家はパオロです)。
それはそれは、極旨のデザート作ります。
それも意図も簡単に!(本当は大変なんだろうけど…)
殆どオリジナルで、しかも使う香料は山の畑に生えた自生もの。
これをストックしておいて隠し味に使うので、他にはない味の誕生となり、感動のデザートになっています。

続く
posted by ケイコ&マイカ at 02:13 | Comment(2) | TrackBack(2) | 喰処

2007年02月10日

Paolo & Barbara(02)

前回のお話の通り、パオロ&バルバラの生魚料理は素敵です。
でもぉぉぉ…、あぁぁ…、足らないよぉ〜!
「イタリア料理ではメインではないから。」
と言う彼らに、確かに利はあります。
でも、私達はやっぱり日本人(特にマイカ!)。
イタリア人と違って、生魚だけだって満足してしまうんですけどね、量さえあれば、量さえ!
と言うことで、私達がパオロ&バルバラのところでよく食べるのは、実はパスタなのです(これって、ミシュランの一つ星のレストランでの滅茶苦茶な贅沢や!!!)。
それも一皿のパスタじゃなくて、パスタのコース料理。
お腹の好き具合で三皿か四皿なのだけど、四皿食べると大体後で動けなくなる。
でも、分かっていても、食べてしまうのですね、ついつい…。
何故って、美味しいの一言だから!
幾ら食べても飽きないのです。
パスタはラビオリ類は自製で他は乾麺、と言ってもそんじょそこらで売っているものとは違い、昔小麦の前に使っていた麦製のパスタとか色々。
具は魚介類や乳製品に、山の彼らの畑で穫れた自家製無農薬野菜や香辛料を合わせ調理したもの(これでは不味いはずがない)。
ちなみに、そこではなんと葡萄やオリーブも育てていて(醸造や圧搾は専門家に頼んでいます)、まぁ、小っちゃいけれど自然食品王国を作っているのです。
結局のところ、パオロ&バルバラのところであれば、美味しいだけではなく、全く安心なわけ。
おまけに…

続く
posted by ケイコ&マイカ at 10:05 | Comment(2) | TrackBack(2) | 喰処

2007年02月08日

Paolo & Barbara(01)

サンレモのレストラン「パオロ&バルバラ」に通い始めて、かれこれ数年になります。
きっかけは、モナコのオテル・ドゥ・パリにあるSBM(カジノやホテル、レストランを運営する会社)のカヴ・サントゥラル(アラン デュッカスのレストラン、ルイ15世のワインもここで管理)の頭を勤める友人が、私達の家に食事に来た時に、
「イタリアだって生魚は食べれるんだ、旨いぞ〜!」
と、言った一言。
元々イタリアでは生魚を食べる習慣があったそうなのですが、フランス料理の風潮に押されて、「生魚を食べるのは野蛮」と言わんばかりに、長い間闇に葬られていたのだそうです。
ところが、日本のお寿司やお刺身の世界的な人気につられ、
「一度フランス料理風に死にかけていたお魚が生き返った!」
らしいのです。
それでも半信半疑だったのですが、「それじゃ、一緒に食べに行こう!」ということになり、連れて行ってもらったのが「パオロ&バルバラ」のレストランでした。
そこで、お薦めの生魚メニューを頼んでみると…。
あらら〜!
これが、素晴らしく美味しいのです。
鯵や鯛、イカ、ウニ、鰹のたたき、鮪の大トロ等々、お醤油ではなく基本的にオリーブオイルの味付けなのですが、いける、いける!(時々、私達用にお醤油とワサビでだしてくれることもあります。)

シェフ、パオロの料理の特徴は、海のご機嫌次第のメニュー。
基本的に、その日に捕れたお魚で内容が決まるので、海が荒れると生魚はもちろんのこと、
「食べるもの、何もないよ。」
と言われることだって、あります。
毎日が天にお祈り、神頼み(彼らも私達も!)。

続く
posted by ケイコ&マイカ at 03:06 | Comment(4) | TrackBack(2) | 喰処

2007年01月19日

ピザはヴェンティミリア!

イタリア広しと言えども、ピザはナポリ!と聞いた事があった。
いざナポリへ行くも、イタリア判生シラスのかき揚げに出逢い、
あまりの美味しさと懐かしさに、ナポリ滞在中毎日同じレスト
ランに通い、ピザを食べる機会が無かった。

ニースにもヴィルフランシュにもピザ屋は数あるが、ピザの
生地が薄い物が多い。薄くてもそれなりに美味しいところは
あるとは思うが、ヴェンティミリアのピザ屋を知って以来、
フランスのピザ屋には全く行かなくなった。

初めてこの店に行った時、国境を越えると、ピザがこんなにも
違う物か、と驚いた記憶があるが、此処はナポリピザ!
同じ街でも、此処は特別と後で分かった。

何が違うか?
ピザの生地の感触が他では味わえない、もちもち感があり、
所謂「イタリアン、ママ!」の懐かしさを感じ、豪快である。
日本の焼きもちを食べる感触!と、言えば近い表現だと思う。
此処を知って以来、ピザはヴェンティミリア!と、国境の街まで
わざわざ行くようになった。

ヴェンティミリアの中心部より海沿いに向かい、川向こうの
旧市街地で、橋を渡ったその正面のにある。
いつも観光客ではなく、常連客が多い事に驚く。
日によっては、予約しないと座れない。

その名も「La Vecchia Napoli」
私達の行きつけの、ヴェンティミリアのピザ屋である。
(月曜日ー休日)
posted by ケイコ&マイカ at 09:24 | Comment(8) | TrackBack(2) | 喰処

2007年01月11日

私達がニースで唯一行くことのあるお店、LA MERENDA

ニースの旧市街の一角にある郷土料理が売りのこの小さなお店は、仕入れが私達と同じ農家(アラン デュッカスのルイ15世もここ)からなので、素材は間違いなし、安心です。

このお店には以前から独特の風習等言うか慣習があり、
(お店に電話がないので)電話予約なしとか、
やっている印は前の車道に停めてある黒塗りの自転車とか、
狭い店にぎゅうぎゅう詰めで快適さは皆無(時には50x50cmのテーブルに3人掛けのこともある)とか、
メニューは小さな黒板書きを店中回し読みとか、
カードも小切手もダメの現金商売とか、
時間がくれば追い出される2回制の夕食とか、
なかなか楽しいところです。

それに味も確か。

シェフのドミニックはネグレスコ ホテルにあるシャントゥクレールの元料理長で、その当時の給仕長ファブリスと供にこのLA MERENDAを始めました。
ただ、ファブリスはニース人の毒気に嫌気がさし、遂に手を引いてしまった…(分かる気がします)。

結局のところ、ここも日本からお友達が来た時くらい。
何故って…。

まず、料金が旅行者向けで高め!

それにワインが…。
赤、白、ロゼの3種類(銘柄ではなく色での注文のみ)
おまけに、う〜ん、美味しいとは言いたくない!
posted by ケイコ&マイカ at 01:36 | Comment(5) | TrackBack(3) | 喰処

2007年01月10日

前置き

私達は旅が多いため、家にいる時は殆ど外食をしません。
特にニースへ食事に行くことは、まずなし。
何故って、美味しいお店がないから。

旅行客相手に冷凍食品を出しているお店がやたら多くて、そうそう、以前友人がレストランの経営者から聞いた話しだけど、南フランスで有名な「魚のスープ(Soupe de poissons)」など、自家製ではなく冷凍物を使うように衛生局(?)が指導しているので、本物を頂けるお店など殆どないのだそうです!

本来、フランス料理なんて素材の悪さをごまかすような料理だから、私達の「美味しい!」の範囲から最初から逸れます(大体、実際に食べると必ずマイカの体調が悪くなるし)!

和食なら家で食べた方が好きなものを気兼ねなく食べられるので、わざわざ食べには行かないし、中華や韓国料理ならパリで!
クスクスならばチュニジアへ(ニースからなら、飛行機でパリへ行くと同じ時間。チュニジアはフランス人にとって日本人のグアムやハワイのようなものです)!

ただ一軒だけ、「まぁ、紹介してもいいかなぁ」というお店があります。(つづく)
posted by ケイコ&マイカ at 01:50 | Comment(4) | TrackBack(1) | 喰処